森のおくに1匹のくまがおりました。
木の葉がちり、がんが南へとんでいくころになると、くまは眠くなりました。
くまは、ほらあなにむかい、冬眠にはいりました。そのあいだに、森に人間がたくさんやってきて、木を切り倒し、大きな工場を建てたのです。
さて、冬眠からさめたくまはあまりの変わりように・・
「ひと」としてのアイデンティティを殊更に考えてしまいます。
人間と思い込んでしまうようになった熊の運命はいかに・・環境問題への提議を盛り込んだといわれるコンビ作、その最初の作品です。
イエルク・ミューラーの印象的な挿絵、そして随所にひかるブラックなユーモアに引き付けられます。
ぼくはくまのままでいたかったのに イエルク・シュタイナー 作 イエルク・ミュラー画
¥650価格
在庫なし
商品状態等
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1986年第15刷(初版1978年)
表紙カバーありません。
小ヤケ・天シミが見られます。
(年式相応程度、クリーニング済)
本体に目立つ使用感なく良好です。