リトルプレスの中でも秀逸な書評の人気シリーズ・第6段。

重ね重ね、意味深い題材。日本的まなざしでは理解に苦しむことでしょう。

平塚雷鳥も若き日に綴ったノラへの辛辣な評価を、晩年には違った評価に変えたのではないでしょうか。それほど、戦後の日本の社会変化は激しく、残酷です。

この作品の難しさは、まさに難しく考えてしまうことにあるといえそうです。現実には、もっと平遥で即物的な問題なのかもしれません。映画「テルマ&ルイーズ」みたいにね。

謎の多い「人形の家」ですが、読了を断念した方も多いのでは。この書評に目を通していただけると、もう一度手に取ってみたくなるのではないでしょうか・・・。

APIE(アピエ) vol.6 イプセン『人形の家』  アピエ社

¥1,200価格

2005年 初版本。表紙に褪色が若干見られますが、使用歴のない新古本ですのできれいな状態です。